幻紅衣と望によせて

スポンサーサイト 

スポンサー広告 |

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- |  trackback: -- | comment: -- | edit








作者-手数のわりには変化、紛れ共に少なく易しいです。前半は歩と桂がリフレインして、後半は合駒が絡んだダイナミックな捌きが見所です。一応貧乏図式を創りたくてこのような形に落ち着きました。金、銀は出てきません。桂を持駒に加えられなかったのが唯一の汚点でしょうか。

今回の自作は前半の桂と歩を交互に捨てる部分と、後半の飛角の連携が見どころかと思います。合駒も適度に入ってまずまずの仕上がりかと。


誤解 3名 無解 11名 正解 26名

和田登-と金が強力で難解。拠点の飛車をどこで打つかがカギ。

須川卓二-序の桂捨て2発は奇跡的な手順と思います。

☆美しい8手の序。趣向を徹底させた酒井博久作(パラ’02・9デパート、下図)もあるが、貧乏図式からの桂歩連打で表現している点に、独特の視覚的表現と読みを感じる。

004-a.gif




加賀孝志-序にリズムを感じる。合の変化調べ有り一苦労。

竹中歩美-要と見える17桂も捨ててしまって上に追い上げるのは不思議な感覚。

小川千佳夫-大駒の力で強引に詰ましたような手順。感心する妙手がないのが残念。

☆完全作というだけでなく、解く問題として限定すべき処や纏め具合まで視野を広げて一局を創りきれば、氏の持ち味となりつつある序の難解さも活きてこよう。今後に期待したい。
19:44 |  trackback: 0 | comment: 0 | edit





作者-狙いは飛のスイッチバックです。収束の飛捨ても良い味だと思います。

解答者 82名 誤解 5名


短評

原田清実-表紙で5枚の持駒は多いなあ。

出口智博-33角から読んだので正解に到達するまで大変でした。

☆さて、短評中「変化」という単語の実に多いこと。

野口賢治-変化の厚さでヘビー級の表紙作になりました。

小峰耕希-作意はすぐにわかったが、序の変化が非常に難解で一苦労しました。

田中悠一-ギブアップ寸前、変化で33へ逃げた時、23飛成以下の詰手順を発見して一安心。

中村健一-2手目22玉の上に這い出す変化が置き駒なしで割り切れているのがすばらしい。

河原林隆彦-変化は読み飛ばして解答しました。

☆同様の方数名。

秋元節三-2手目22玉の変化はせっかくの軽妙さを失わせている。

藤江和幸-変化が煩わしい。43角を馬、53歩を玉方42歩も一考と思う。

妻木貴雄-作意に比べ変化が異常に難しくバランスを欠く感もあるが、簡素形ではままあること。作者の意図ではないのでしょう。

☆作意はむしろスマートです。

弘光弘-角を打ち捨てて角を成る。それに合わせて飛が動く。このリズム感が心地よい。

天津包子-下へ上へ最後は横へと捻り廻されるかわいそうな飛。

柿久桂古-うまく敵飛を翻弄。詰上りはキレイ。

滝本幹夫-8手目、11玉22玉どっちに逃げるのか。

☆どちらでもよいようです。

千葉等-収束は飛成り捨てが決め手。

藤川薫-宙い中でチープな存在として真摯に対峙しておられるのを感じまして内省の喚起です。


表紙の言葉を掲載する。


 自分の人生において詰将棋とは、赤の他人からすれば不可解だが、
一つの世界であり、かと言ってそれだけに甘んじているわけではない。
詩や短歌も興味があり、病院の文化祭では詩集も出展した。

 創作に目覚めたのは通信制高校を卒業し、余暇を楽しむという意味だ。
日々廃れてゆく体と闘いながら、治療を待つより無いこの心情を伝えたい。
こんな駒遊びでも伝わるものはきっとあると思い、無理をせず努力をしてきた。
それがこのような形で少なかれ実を結ぶとは、嬉しい限りである。
本作は紛れ少なく強豪には一目かと思われるが、勉強不足を許し被りたい。

 4月に京大のグループが万能細胞の本格的な研究を開始するようだ。
それに便乗できれば、さらに良い作品が創れそうなのだが。今はこれで良しとする。

 最後に、採用してくれた編集部に感謝の意を示したい。
19:19 |  trackback: 0 | comment: 0 | edit




作者―こぢんまりとした箱庭図式で、貴重品をばら撒く、まるで大正の成金のような豪勢な感じの対比。味付けに桂合を2回ほど。竜が消えます。玉が駆けずり回る様子は馬みたいです。詰上がりが「馬」だらけです。

持駒には銀が豊富・2手目21玉の変化は避けたい、という2点から、初手は32銀と叩きたくなるが、これが詰まない。作意順を追うと、後で香を捨てるチャンスがないのだ。つまり、9手目14香は23玉で詰まないし、11手目15香は25玉で詰まない。それにしても叩きにくい香だ。

いろいろと変化もあり、一気に15玉まで呼び出すのは意表を突く。途中24桂に23玉でもよいのはちょっと惜しいが、この簡素形ではやむを得ないところ。

14手目25他合は26銀~17金なので、容易に桂合と決まる。14で清算して32角と打つと、これは習いある桂合の形。この初形から1段目や2段目ならともかく、5段目と3段目で2回桂合が出るのは意外性がある。

以下は龍を捨てての例の収束で、うまくまとまった。さすがにこれは順算で創っていると思うのだが、よくぞこの収束に繋げたものだ。

2月号のデビュー作とは厄介さという点で共通点が見出せるが、こればかりが作者の持ち味ではない。今後の作品群にも要注目。


短評

柿久桂古―簡素な初形、持駒は強力だがうまく駆使している。収束が良い。

加賀孝志―ピリッとした味有り、引き締まった作。合が動く感触が良い。

須川卓二―筋になかなかたどり着けず難渋。この収束になるのも意外。

小林巧―持駒が多い割には、爽快感の残る作品。

















ABC平均
915211102.65
14:47 |  trackback: 0 | comment: 0 | edit





作者―狙いとしては変化の多さと対比した収束の爽快さにあります。合駒も一つ入り、まあまあの出来かと。
変化飛ばしをされそうな気もするのですが、そうでもしないと暑苦しくてやってられないかもしれません。


 初入選おめでとうございます。簡素な初形は目を惹くが、逆に配置駒からヒントが得られにくいので、
ひたすら地道に変化を読まされる展開になり、中編としては難しくなりがち。

 本作も例に漏れず、筋に入ったのか分からないまま変化を読まされる展開が続く。
担当が解答をしていた頃には、ひたすら読みを入れていくのは好きな作業だったので苦にならないのだが、
やはりこういうのは嫌われやすいようだ。

 8手目の合駒を読み切れば峠は越え、後はきれいな収束が待っている。
初入選とは思えないほどの変化紛れの山をそつなくまとめ切ったのは実に立派。
ブログでも多数の作品を見せてくれている作者だけに、今後の活躍が期待できそうだ。


短評

今川健一―序の長い変化を抜けると雪国だった。収束に大駒が消えて、白銀の世界ですね。

ss―持駒の歩を使うために初手22銀は当たりがつくものの、
以下は尋常じゃない変化紛れの山を読まされる。正直なところ、難しすぎる。

小野寺達也―記念すべき初入選。某サイトで難解だとちらほら聞いたが、解答者数はいかほどに、楽しみである。

加賀孝志―正直初手の変化、らしい手が有り一番最後に解けました。本当に新人
ならたいしたものです。

柿久桂古―持駒が豊富で考え易いが、気持良く駒が捌ける。

国兼秀旗―初入選おめでとうございます。それにしても読まされるなあ。8手目
の合駒選択は今月号で一番面倒だった。シンプルな初形にこの手順、清純顔の悪
女にひっかかったかようなものだ(謎)。次回作にも期待。

小林徹―柿木も泣くイントロ、すさまじい。

斎藤博久―合駒の検討が大変で難解だった。

武田静山―初手飛成や13角の変化を読み飛ばしても、かなり考えさせられました。

竹中歩美―シンプルな初形ながら意外と難解! これで初入選とはすごい!

利波偉―この作者とはネットでやり取りをしているのですが、知り合いでなければ投了してました。
超難解。私が短大を解き始めて一番の難問で、初手も飛成と角打しか見えないのに、
銀打ちから入り以下も全然詰型に入らない。難しすぎて嫌われるかも。

野口賢治―持駒をみて逆筋から入ったが、目処が立った23飛成までの道のりは険しかった。

増田智彬―変化と紛れが多くて、頭がクラクラしました。12手目で35玉は変長でしょうか?

柳原克佳―3手目13銀の紛れに落ちて大苦戦。

和田登―やはり守備金は強力だった。

















ABC平均
123313602.68
19:24 |  trackback: 0 | comment: 0 | edit

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。