幻紅衣と望によせて

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作者-狙いは飛のスイッチバックです。収束の飛捨ても良い味だと思います。

解答者 82名 誤解 5名


短評

原田清実-表紙で5枚の持駒は多いなあ。

出口智博-33角から読んだので正解に到達するまで大変でした。

☆さて、短評中「変化」という単語の実に多いこと。

野口賢治-変化の厚さでヘビー級の表紙作になりました。

小峰耕希-作意はすぐにわかったが、序の変化が非常に難解で一苦労しました。

田中悠一-ギブアップ寸前、変化で33へ逃げた時、23飛成以下の詰手順を発見して一安心。

中村健一-2手目22玉の上に這い出す変化が置き駒なしで割り切れているのがすばらしい。

河原林隆彦-変化は読み飛ばして解答しました。

☆同様の方数名。

秋元節三-2手目22玉の変化はせっかくの軽妙さを失わせている。

藤江和幸-変化が煩わしい。43角を馬、53歩を玉方42歩も一考と思う。

妻木貴雄-作意に比べ変化が異常に難しくバランスを欠く感もあるが、簡素形ではままあること。作者の意図ではないのでしょう。

☆作意はむしろスマートです。

弘光弘-角を打ち捨てて角を成る。それに合わせて飛が動く。このリズム感が心地よい。

天津包子-下へ上へ最後は横へと捻り廻されるかわいそうな飛。

柿久桂古-うまく敵飛を翻弄。詰上りはキレイ。

滝本幹夫-8手目、11玉22玉どっちに逃げるのか。

☆どちらでもよいようです。

千葉等-収束は飛成り捨てが決め手。

藤川薫-宙い中でチープな存在として真摯に対峙しておられるのを感じまして内省の喚起です。


表紙の言葉を掲載する。


 自分の人生において詰将棋とは、赤の他人からすれば不可解だが、
一つの世界であり、かと言ってそれだけに甘んじているわけではない。
詩や短歌も興味があり、病院の文化祭では詩集も出展した。

 創作に目覚めたのは通信制高校を卒業し、余暇を楽しむという意味だ。
日々廃れてゆく体と闘いながら、治療を待つより無いこの心情を伝えたい。
こんな駒遊びでも伝わるものはきっとあると思い、無理をせず努力をしてきた。
それがこのような形で少なかれ実を結ぶとは、嬉しい限りである。
本作は紛れ少なく強豪には一目かと思われるが、勉強不足を許し被りたい。

 4月に京大のグループが万能細胞の本格的な研究を開始するようだ。
それに便乗できれば、さらに良い作品が創れそうなのだが。今はこれで良しとする。

 最後に、採用してくれた編集部に感謝の意を示したい。
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19:19 |  trackback: 0 | comment: 0 | edit




作者―こぢんまりとした箱庭図式で、貴重品をばら撒く、まるで大正の成金のような豪勢な感じの対比。味付けに桂合を2回ほど。竜が消えます。玉が駆けずり回る様子は馬みたいです。詰上がりが「馬」だらけです。

持駒には銀が豊富・2手目21玉の変化は避けたい、という2点から、初手は32銀と叩きたくなるが、これが詰まない。作意順を追うと、後で香を捨てるチャンスがないのだ。つまり、9手目14香は23玉で詰まないし、11手目15香は25玉で詰まない。それにしても叩きにくい香だ。

いろいろと変化もあり、一気に15玉まで呼び出すのは意表を突く。途中24桂に23玉でもよいのはちょっと惜しいが、この簡素形ではやむを得ないところ。

14手目25他合は26銀~17金なので、容易に桂合と決まる。14で清算して32角と打つと、これは習いある桂合の形。この初形から1段目や2段目ならともかく、5段目と3段目で2回桂合が出るのは意外性がある。

以下は龍を捨てての例の収束で、うまくまとまった。さすがにこれは順算で創っていると思うのだが、よくぞこの収束に繋げたものだ。

2月号のデビュー作とは厄介さという点で共通点が見出せるが、こればかりが作者の持ち味ではない。今後の作品群にも要注目。


短評

柿久桂古―簡素な初形、持駒は強力だがうまく駆使している。収束が良い。

加賀孝志―ピリッとした味有り、引き締まった作。合が動く感触が良い。

須川卓二―筋になかなかたどり着けず難渋。この収束になるのも意外。

小林巧―持駒が多い割には、爽快感の残る作品。

















ABC平均
915211102.65
14:47 |  trackback: 0 | comment: 0 | edit

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